FSMの脅威、ジュールと共に参る。の巻き
M:仕事率って何ですか?
S:お?なんだどうした。俺にかまって欲しくなったのかな?誰か。知ってるやつ出てこい
N:私、知ってるわよ!
S:誰も知らないのか。寂しいなぁ。
M:それで何なんですか?仕事率とは。
S:一秒間にする仕事の大きさだ。単位はワット(記号W)を使うぞ。
M:うーん?
N:つまり、一秒間にどれだけ仕事をしたかってことね。
S:何だ、M。わからないのか?では仕事の復習からしよう。『仕事[J(ジュール)]=力の大きさ[N(ニュートン)]×力の向きに動いた距離[m(メートル)]』だ。
M:あ、思い出しました。
N:そんなのも忘れていたのー?
S:そしてだな、1秒間に1ジュールの仕事をするときの仕事率(1J/s:ジュール毎秒)が1Wだ。
M:何か例題でも…
N:そんなのいらないわよ!
S:
人が400kgの物体を40秒で1.5m持ち上げた。クレーンは同じ物体を4秒で1.5m持ち上げた。その人とクレーンの仕事率を答えろ。
M:え、いきなり難しいですね…。
N:簡単よ!解く手順としてまず仕事をもとめるの。
M:仕事…。人は、えっと、400kgだから…4000Nですね。4000N×1.5m=6000Jですね!
N:そうね。
M:あ、クレーンも6000Jなんですね。
S:ああ。
N:それぐらいわかるでしょ。
M:仕事率は…人は、6000J÷40s(秒)=150Wですか。
S:ああ。そうだな。
N:で、クレーンは、
M:クレーンは6000J÷4s=1500Wですね…!!大きい…。さすが機械です。
S:さすが。あんた、そこまで出来るとは思わなかったぞ。
N:私ならもっと出来るわ。
S:ならこれは何だ。
M:!?何でしょう…
N:こ、これは…あんた、Mよ!
S:違う。さぁ皆さん、「空飛ぶスパゲッティーモンスター」と調べてみましょう。これが本日の課題だ。
M:えーっ!
N:やだよーっ!